ドライブラインコンポーネント
DRIVE LINECOMPONENTS
We aim to be a sustainable global company that pioneers the future of motorization.
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ユニバーサルジョイント
軸の役割となるスパイダーと外輪の役割となるベアリングケースは、熱間鍛造又は冷間鍛造で成形後、複雑な形状にも対応可能な切削加工を行い、最適な浸炭焼入れによって高い強度と耐磨耗性を確保。精密な研磨加工で仕上げています。
オイルシールやダストカバーは軸受内部への異物侵入防止の役割を担っていますが、高温仕様や寒冷地仕様など、使用環境に応じた最適な形状や材質を選定しています。GMBではドライブシャフトやプロペラシャフトというモジュールではなく、これらを構成する部品の中で最も重要となるユニバーサルジョイントのみを提供しています。そうすることで、シャフトサイズや使用条件に柔軟に対応することができ、OEM市場での実績を伸ばしています。
また、補修市場においても、幅広い品揃えでブランド展開を行っています。
GMBでは、ユニバーサルジョイント部において
国内でも珍しいハードターニング技術を導入。
従来の研磨工程を減ることなく製品を生産することが可能になりました。
このようにハードターニング工法を導入することにより、設備費用や設備スペースが削減できるほか、リードタイムが短縮できるなど、大きなコストメリットが発生しています。これらのコストメリットをGMBでは製品価格に反映し、お客様に還元しています。
また、設備や工程をショートカットすることが可能になったことで、消費電力も大幅に削減することが可能になりました。部品の性質や生産量によっても左右されますが、ある試算では、従来に比べて約35%電気代を削減することが見込めます。
GMBは新しいコンセプトとして「地球の成功が、私たちの未来」を掲げ、さまざまな角度から地球環境に配慮した生産を模索しています。ハードターニング工法の導入により、GMBが掲げるコンセプトの実現に一歩近づくことができると考えています。
等速ジョイント(CVジョイント)
高強度の素材を使用し、精密加工で生産しているため部品自体の寿命が長く、滑らかな走行を可能にします。GMBの等速ジョイントは多くの自動車メーカーのOEMとしても採用されており、現在は電気自動車向けにも生産を行っているほか、等速ジョイント部品の軽量化を実現するために素材を厳選し、開発を進めています。
GMBでは多量かつ多様な要求に対応できるよう、量産ラインを構築し、設計・開発・加工という各工程において、各メーカー様の要求に柔軟に対応してきました。
生産過程において生じるあらゆる品質問題に対応してきましたが、これらを全てデータ化して保有しています。そのため、試作段階で過去に生じたさまざまな品質問題に対策を立てることができるため、より高い性能の等速ジョイント部品の開発が可能です。
実際に、試作を経て増産に至った後の品質問題は殆ど生じておりません。過去の知見を生かしながら新たな開発に貢献できることが、GMBの大きな強みです。滑らかな走行を可能にするために、わずかなバリも発生しないようバレル工法を採用しています。